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長谷 純宏
化学と生物, 52(10), p.659 - 664, 2014/10
突然変異は生物資源拡大の基礎をなすものである。近年、植物や微生物の新品種開発において、イオンビームを変異原とする突然変異育種「イオンビーム育種」が広く利用されるようになった。本稿では、イオンビームによって誘発される突然変異の特長や産業利用の現状について紹介する。
藤巻 秀
化学と生物, 52(9), p.582 - 587, 2014/09
「植物RIイメージング」という技術概念とその発展の歴史、応用成果について読者にわかりやすく解説する。まず植物ポジトロンイメージング技術について、1990年代からの開発の経緯に触れ、医療分野で用いられるPET技術と対比したのち、代表例としてカドミウム移行動態解明研究を挙げ、トレーサ製造・投与技術や画像データの数理的解析技術、「経根吸収イメージング」の系の開発について説明した。また、その他の計測技術としてガンマカメラやコンプトンカメラなどが登場しつつあること、こうした新しい計測技術を用いた研究にも、これまでに確立したトレーサ利用や画像解析技術が直接応用できることなどを述べた。
の吸収天正 清
化学と生物, 15(10), p.636 - 638, 1977/10
RIトレーサー利用研究の一例として、イネによるCOの経根吸収をめぐる問題を「今日の話題」として紹介した。
天正 清
化学と生物, 10(6), p.381 - 382, 1972/00
土壌はきわめて複雑な無機・有機不均質の複合体であり,微生物や植物の生育培地として,多様な生態系を形作っている. この土壌の特性,すなわち複雑で精妙な理化学的諸性質にはなるべく影響を与えないで,微生物活動のみを停止させることは,研究上しばしば要請される技術的課題である.たとえば,土壌における物質循環,とくに可給態成分の挙動,あるいは植生に対する微生物作用の役割と意義を明らかにしようとする場合などである.
